演習問題(解答つき)
この章で分かること
- 手を動かして判定基準を体に入れる
- 解答だけでなく、現場での使い方まで確認する
- 解けなかった項目を、戻る章へマッピングする
演習1:タイミング分類
次を リアルタイム / オンデマンド / 日次 / 週次 / 月次 に分類せよ。
(a) 決済APIの5xx急増 (b) 先月のLLM費用(チーム別) (c) 特定顧客の失敗調査
(d) 週の再発トップ3 (e) ディスク90日予測 (f) 認証全面障害 (g) flakyテストの月次傾向
現場での使い方: 自チームの通知一覧を同じ枠で分類する。
解答例
(a)(f)リアルタイム (b)月次(日次tripwireとは分離) (c)オンデマンド (d)週次 (e)(g)月次。
ポイントは「今アクションできるか」。戻る章: 第3章。
演習2:ログ不足
ERROR failed user=taro@example.com msg=something went wrong
足りない項目を8つ以上挙げ、それぞれ「誰が困るか」も書け。
演習3:権限レベル
(1)ログ要約 (2)原因候補 (3)修正PR作成 (4)CI再実行 (5)本番ロールバック (6)検証済み自動再起動
それぞれ L0〜L5。さらに「自社で今許可している最高レベル」を一文で。
解答例
(1)L0 (2)L1 (3)L2 (4)L3 (5)L4 (6)L5。戻る章: 第11章。
演習4:CIと本番
同じ「自動修正→自動マージ→本番反映」を、CI失敗にも本番障害にも使ってよいか。理由を責任分界で書け。
解答例
よくない。CIは品質確認、本番はユーザー影響。マージと本番は分ける。戻る章: 第2章。
演習5:誤推定
AI「原因はDB故障」。根拠はtimeout増加のみ。
反証候補・不足情報・次の確認(担当付き)を書け。信頼度はどう付けるか。
解答例
反証: DB CPU正常、他API正常、デプロイ直後など。不足: プール待機、拒否ログ。
信頼度は low〜medium。確認を先に。戻る章: 第8章。
演習6:PII
氏名、メール、注文ID、マスク済みハッシュ、APIキー、カード番号入りstack を
「渡してよい/だめ/条件付き」に分け、条件を書け。
解答例
よい: 注文ID。条件付き: マスク済みハッシュ(ポリシー次第)。だめ: 氏名・メール生値・キー・カード入りstack。
戻る章: 第12章。
採点の目安(研修向け)
| 到達 | 目安 |
|---|---|
| 最低限 | 演習1〜3が自チーム例で言える |
| 実務可 | 5・6で「止まる判断」ができる |
| 設計可 | 4とロードマップでPhaseと権限を接続できる |
研修終了時の持ち帰り成果物
| 成果物 | 最低条件 | 確認する章 |
|---|---|---|
| 通知三分類表 | 自チーム通知を3件以上、リアルタイム/オンデマンド/定期に分ける | 第3章 |
| AI権限レベル判定 | 自社で許す最高レベルをL0〜L5で一文にする | 第11章 |
| 自社Phase判定 | 現在Phaseと、次Phaseへ進む前に埋める不足を1つ書く | 第15章 |
現場適用:演習のあとにやること
演習1 → 自チーム通知を三分類して共有 演習2 → 自分のサービスのログ1行を改修PRにする 演習3 → 自社の最高権限レベルを情シスに確認 演習5 → 前回障害の初動票を反証付きで書き直す
ふりかえり
- 一番詰まった演習はどれか
- 戻る章を開く予定を付けたか