Prompt競合(Instruction Conflict)
カテゴリ prompt · 確認日 2026-08-11
要点
Prompt競合は、1枚に同時指定した指示が優先度争いになり、一部が落ちる現象。モデルが「できない」のか「他指示に負けた」のかを分けて見る。
定義
> 同時に有効化しようとした指示の間で、遵守率がトレードオフになる状態。
Instruction Budget は、同時に守りやすい指示量の実務的な上限、という観察ラベル。モデル横断の物理法則としては扱わない。
よくある症状
- 両手保持が頬杖になる
- looking at viewer と小物操作が両立しない
- 背景を足すと主動作が消える
- Narrativeを足すと表情は良いがポーズが崩れる
原因候補
- 指示競合
- 構図・データセットの定番ポーズバイアス
- Prompt過多
- LoRA干渉
- モデルの動作表現限界
最初に確認すること
最重要動作だけの最小Promptで、同一Seedの成功があるか。
診断手順
1. 動作だけに削る
2. Seed固定で成功を確認
3. 属性 → 構図 → 環境 → 光 → Narrative の順に戻す
4. 落ちたブロックを特定
5. 言い換え・削除・Shot分割
対策
- Prompt: 優先順位を明示し、矛盾語を削除
- Composition: カメラとポーズを1つに
- LoRA: Style/Character weightを下げる
- Seed: 成功Seedを固定してから他要素を足す
やってはいけない対策
- 原因不明のままNegativeを大量追加
- 失敗Seedだけを見て「モデルが無能」と断定
- すべての形容詞を同時に強化