AWS Kiro を試してみた

Next.js + Supabaseな
個人用アプリを自動生成

KEELシステム部 開発サービス1課 内藤翔太

2025年10月24日

📝 はじめに

  • ついに Amazon から Kiro の「Hi, you're off the waitlist!」メールが届いた
  • 簡易アプリを作りつつ使用感をレポート
  • 個人的な学習・技術向上の一環として取り組んだ内容

👻 AWS Kiro について

プロトタイプから本番環境まで一貫してサポートする AI 開発 IDE

  • 要件定義 → 設計 → 実装のプロセスを自動化
  • 自然言語での要件入力から、詳細な仕様書、設計ドキュメント、実装タスクまでを一貫して生成
  • 記事執筆時点ではまだ「PREVIEW」段階
  • 順番待ちリストに登録することで利用可能

参考: https://kiro.dev/about/

📚 今回作ったもの

個人用「読書記録アプリ」

機能

  • 本の追加・編集・削除・検索
  • ステータス管理
  • 評価とメモ機能
  • フィルタリング
  • 進捗の可視化

技術スタック

  • Next.js 15
  • TypeScript
  • shadcn/ui
  • Tailwind CSS
  • Prisma
  • Supabase (PostgreSQL)

✨ 完成形

極力自身で成果物に触れず、Kiro にまかせるスタイル

🔧 環境構築

手元の環境

  • Windows 11
  • Kiro Version: 0.2.59
  • Claude Sonnet 4

インストール手順

  1. kiro.dev/downloads からインストーラをダウンロード
  2. インストーラを起動し、「Next」を押していくだけ
  3. 「Launch Kiro」にチェックして「Finish」
  4. Googleアカウントでサインイン
  5. メールで届いた「Kiro Access Code」を入力

📁 プロジェクト作成

  1. 任意のプロジェクトディレクトリを作成
  2. File > Open Folder から該当ディレクトリを選択
  3. 準備完了!

🔄 Kiro の開発フロー

3つのフェーズ

  1. 要件定義(Requirements)
    → EARS記法による受け入れ基準を含むユーザーストーリー
  2. 設計(Design)
    → 技術アーキテクチャと実装アプローチ
  3. 実装(Tasks)
    → 個別の、追跡可能な実装ステップ

📋 要件定義フェーズ

指示内容

個人用の読書記録アプリ(BookShelf)を作りたい。

機能要件:
・本の情報(タイトル、著者、ジャンル、出版年)を登録
・読書ステータス管理(未読・読書中・読了)
・5段階評価とメモ機能
・本の検索・フィルタリング(著者別、ジャンル別、ステータス別)
・読書統計の表示

技術要件:
・Next.js 15 + TypeScript
・shadcn/ui + Tailwind CSS
・Supabase(PostgreSQL) + Prisma
・レスポンシブデザイン
・モダンで使いやすいUI

📄 生成されたドキュメント

  • requirements.md - 要件定義書
  • design.md - 設計書
  • tasks.md - 実装タスク(No.1~18)

詳細な仕様書が自動生成される!

⚙️ 実装フェーズ

Kiroが自動で実装

  • tasks.md に基づいて順次実装
  • コマンド実行も自動(承認が必要な場合あり)
  • Git コミットも自動

※トータル1~2時間かかった(待ち時間含む)

🔨 追加修正

基本動作は問題なかったが、以下を追加で指示

  • ❌ Supabase を指定したのにローカルSQLiteになっていた → 修正
  • ❌ E2Eテストがない → 追加
  • 📐 本の内容が縦長で読みにくい → レイアウト調整
  • 🐛 その他エラーを一部修正

※実装計画にあるのに漏れていることも...

✅ 実装の確認方法

tasks.mdの内容が満たせているかを
改めて確認、レビューしていきます。
task No.1は満たせていますか?
批判的にレビューしてください。

👆 Kiro自体にレビューしてもらう

✨ 動作確認

実装された機能

  • ✅ 本の追加・編集・削除
  • ✅ ステータス管理(未読・読書中・読了)
  • ✅ 5段階評価とメモ
  • ✅ 検索・フィルタリング
  • ✅ 読書統計の表示
  • ✅ Supabaseへのデータ保存

すべて正常に動作!

💰 使用リクエスト数

実装完了時点

(実装完了時のスクリーンショット参照)

※14日のウェルカムボーナスのあとは有料

※E2Eテスト修正のループで上限到達

📊 まとめ

👍 良かった点

  • 要件定義、設計の自動化
  • 設計 → 実装まで一貫したワークフロー
  • ドキュメントによるコンテキスト管理

📊 まとめ

👎 微妙だった点

  • 細かいUI調整がきかない(場合がある)
  • 開発速度が遅い(?)
  • 実装計画を満たせていない箇所がある(Supabase他)
  • 実装のループでリクエスト上限に達しやすい

🎯 最後に(感想)

ドキュメントベースでのコンテキスト管理は理にかなっている

  • 最初につくられるドキュメントによってコンテキスト調整の負担が解消
  • 実装速度は Claude Code などと比べて遅いと感じた
  • 実装側を手慣れたツールにするアプローチも見受けられる

※Next.jsやPrismaの学習目的だったのに、まったく身にならなかった😇

🔗 参考リンク

ありがとうございました!

質問・ご意見お待ちしております